営業用メールリストを購入するメリット・デメリットとは？購入がおすすめな理由
営業する側と顧客の間で親密な関係を作っていくダイレクトマーケティングだけでなく、新規顧客獲得にも効果的なのが営業用メールリストの購入です。実際にさまざまな企業や法人が、効率的な営業に向けてメールリストを購入しています。今回は営業用メールリストを購入するメリット・デメリット、購入をおすすめする理由を解説します。
メールリストを購入するメリット
まずはメールリストを購入するメリットから見ていきましょう。
■ダイレクトマーケティングの効率性がアップする
1つ目のメリットは、ダイレクトマーケティングの効率性がアップすることです。営業用のメールリストを購入すると、ある程度自社製品やサービスを対象とした企業を絞ることができるようになります。ダイレクトマーケティングで重要なのは、顧客の反応をしっかり分析すること。親密な関係性を作っていくためには、顧客がどのような情報やサービスを求め、プラスの反応を示すかを理解しなければいけません。
メールを送ってみることで、顧客から何かしらの反応が得られるようになるでしょう。たとえば同じ内容であっても、文章の書き方や伝える順番、情報量などによって顧客の反応はまったく異なります。メールリストの購入でいくつか異なったパターンのメールが送れるようになり、顧客のニーズに沿った情報送信の方法がわかるようになるでしょう。
■新規顧客の開拓がラクになる
新規顧客の開拓がラクになるメリットもあります。開業したばかりの頃は当然のことながら、顧客がほとんどいません。そのためできるだけ多くの人に、自社製品やサービスのことを知ってもらうことが求められます。しかしたとえば飛び込みで営業をしたり、街頭で地道にチラシを配ったりするのは大変なこと。労力と時間がかかっても、思ったような成果は得られないのが現状です。
営業用メールリストを購入すれば、クリック一つで多くの企業や個人に知ってもらいたい情報を送信できます。メールリストを購入する資金は必要となるものの、比較的小さな手間で一斉に営業活動ができるのは魅力です。新規顧客の開拓がラクになるでしょう。
■相手からの反応が早くもらえる
最後のメリットが相手からの反応が早くもらえることです。メール上で情報を送れば、相手からすぐにメールを通して問い合わせや注文といった反応がもらえます。相手にとっても電話や書類送付よりも手間がかからない分、反応を得られやすいといえるでしょう。
メールリストを購入するデメリット
メールリストの購入する際にはいくつかのデメリットがあるので注意しましょう。
■特定電子メール法を遵守しなければいけない
まずは特定電子メール法を遵守する必要があることです。現在日本では、広告や宣伝目的で電子メールを送信が禁止されています。しかしいつくかの条件の元では可能です。
・オプトイン（事前にメール受信を承諾していること）を取得している
・メールアドレスを公開し、さらに受信拒否が明記されていないものに送る
新規顧客獲得を目的とした場合、オプトインの取得は事実上困難です。そのため現実的に可能なのはメールアドレスを公開し、さらに受信拒否が明記されていない企業や個人に送る方法となります。もし上記2点を遵守せずに営業メールを送信した場合、罰金が科されるかもしれません。
■レピュテーションスコアが下がり、メールが届かなくなる可能性もある
企業や個人によっては複数のメールアドレスを所持し、営業用メールリストの載っているアドレスはほとんど使われていないこともあります。つまりリストに載っているアドレスにメールを送っても、開封さえされない可能性があるということです。単に開封されないで終わるならまだしも、自社IPアドレスのレピュテーションスコアに影響を及ぼす点には注意しなければいけません。レピュテーションスコアとは評価値のこと。届かない相手に大量のメールを送信するとレピュテーションスコアが下がり、他のメールも迷惑メールへ自動的に認識されてしまう可能性があります。
メールリスト購入をおすすめする理由
上記で解説したように、メールリストの購入によってダイレクトマーケティングの効率性のアップ、新規顧客開拓がラクになるなどのメリットが生まれます。しかしむやみメールを送信するとレピュテーションスコアが下がり、企業の信頼度が大きく低下してしまうでしょう。メールリストは送信先を増やすためでなく、営業先を絞るために購入するもの。自社製品やサービスに興味を持ってくれそうな顧客を絞ってリストを作ってくれるため、自社の信頼度を大きく落とさずに営業活動ができるようになります。
営業用メールアドレスを購入することでさまざまなメリットが生まれます。とくにダイレクトマーケティングの効率性がアップし、さらに新規顧客の開拓がラクになる点は大きな魅力といえるでしょう。販売業者によって特徴は異なるので、いくつかの業者を比較検討してみるとよいですね。
