法人リストを購入する際に注意するべきポイントについて解説!
法人リストを自社で作成すると、膨大な労力や時間がかかってしまいます。「法人リストは欲しいけれど、そのために自社の人員を割くことはできない」というときにおすすめなのが、法人リストを業者から購入するという方法です。本記事では、法人リストを購入するメリット・デメリット、注意点についてお伝えします。
法人リストを購入するメリット・デメリット
法人リストを購入するメリットはたくさんあります。一番のメリットは、新規顧客を開拓できるという点です。自力で新規顧客を探そうとすると、新聞広告やインターネット広告を出したり、電話をかけたりするなど大変な手間がかかってしまいます。
また、多額の予算をかけて広告を出したとしても、すぐに反応が返って来ないこともあるうえ、必ず顧客が見つかるとも限りません。先に、法人リストを業者から購入しておけば、それを頼りに顧客を探すことができるようになります。
飛び込み営業をしたり、ダイレクトメールを送ったりするよりも効率よく営業活動を行なうことができるので、無駄なコストも省けるというメリットもあります。
一方で、法人リストを購入するデメリットはリストの購入費用がかかってしまうことです。どのようなリストを買うのかによって料金は異なりますが、それなりの予算は必要となってきます。
ただ、安価であっても、質のよい法人リストを販売している会社もあるので、予算が心配な場合には複数の業者の情報を調べて、比較してみるとよいでしょう。
法人リストを購入する際に注意するべきポイント
法人リストを購入する際には「定期的にリストの更新がされているかどうか」「情報の入手元が明記されているかどうか」「無駄なコストがかからないか」「どのような企業や業界の情報を得意としているか」「企業のサポート体制が充実しているか」といった点に注意しておきましょう。
どのような企業であっても、業務内容の拡大・縮小、事業所の移転、代表者や担当者の交代は起こりうることです。そして、それらの最新情報がリストに反映されているかどうか、というのは非常に重要なポイントです。
またコストについて、法人リストが購入できる業者の中には、初期設定料金を払ったり月額料金を払ったり、さらには法人データ1件ごとに追加費用がかかってしまうケースもあります。
また、まとめて複数の法人データを購入する必要があり、結果的に無駄なコストがかかってしまうということもあるでしょう。料金は業者によってピンキリなので、自社にとって無駄なコストが発生しないかなどを充分に確認し検討したうえで、販売業者を選ぶことをおすすめします。
そして、法人リストを取り扱う業者にも、得意な業界や苦手な業界というものがあります。法人リストを購入する際には、リストの情報が自社の営業ターゲットとなる企業でなければ意味がありません。
ベンチャー企業が中心のリストを取り扱い、大手の企業は不得意という販売業者もいます。自社の営業先となるターゲットから外れたリストを購入した場合、営業成果につながらないため無駄な時間と費用を浪費することになります。
リスト販売業者を選ぶ際には“主に取り扱う企業の規模”“得意とする業種や業界”“取り扱う企業のエリア”といった点に注意をしておきましょう。
法人リスト販売業者を選ぶ前にするべき準備
法人リストの購入を検討する際に、実際に購入する前にするべき準備として“営業のターゲット層を整理する”“料金体系をチェックする”“サンプルを活用してみる”の3つが挙げられます。
法人リストを購入する目的はなにより、リストを使って新たなアポイントメントや成約につなげていくことです。そのため購入する法人リストは、自社の商品やサービスにニーズのあるターゲット層の企業が分類されたリストである必要があります。
Web上に公開された情報を検索してまとめただけのリストでは、営業の成約率を上げていくのは難しいため、自社が対象とする会社の規模や業態、エリア、経営状況などを明確にしたうえで、購入する法人リストを検討することをおすすめします。
また、法人リスト販売業者の料金体系は、大きく分けて“リスト1件あたりの料金”“パッケージでのリスト販売”“月額料金での定額料金”の3種類に分類されるのです。一般的には、リスト1件あたりの相場は10円~100円程度、パッケージ販売の場合は1件あたり1円~5円程度となっており、パッケージでリストを購入する方がコストを抑えられます。
ただし、パッケージになったリストでは、営業のターゲットから外れる企業のリストが含まれていることも多いです。そのうえ、複数回パッケージを購入する場合、リストが重複してしまう可能性もあります。
その一方で、月額料金でリストを購入するメリットとして、毎月、費用は定額なので管理しやすくなる点が挙げられます。しかし、取り扱う商品やサービスによっては、営業に適していない時期にもリストがたまってしまうことには注意が必要です。
それぞれの料金体系に、メリット・デメリットがあるので、自社の営業スタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
まとめ
ここまで、法人リストの購入について“法人リストを購入するメリット・デメリット”“法人リストを購入する際に注意するべきポイント”“法人リスト販売業者を選ぶ前にするべき準備”といった点を解説しました。せっかく法人リストの購入を行なうのであれば、自社の商品やサービスのニーズを持つ企業が多く載ったリストを購入したいもの。上に挙げたようなポイントを押さえて、よい法人リスト販売業者を見つけてみてください。