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マーケティングオートメーションとCRMの違いとは?

公開日:2023/06/01  最終更新日:2023/05/09

マーケティングオートメーション(MA)とCRMはマーケティング活動を行ううえで欠かせないツールです。一方で、両者の違いがよくわからないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事では、マーケティングオートメーションとCRMの違いについて解説します。ツールの導入を考えている方や両者の違いがわからない方は、ぜひご覧ください。

マーケティングオートメーションとは?

マーケティングオートメーション(MA)は、マーケティング活動を自動化・効率化するためのものです。MAはリード獲得や育成、既存顧客の維持・活性化など、マーケティング戦略のあらゆる局面で利用されています。

MAを導入することで、たとえば以下のようなメリットを得られます。

・潜在顧客とのコミュニケーションを自動化し、見込み顧客を育成する。
・既存顧客に対し適切なタイミングで効果的なメッセージを送り継続的な購入を促す
・マーケティングキャンペーンの成果を測定し、改善点を把握する

なお、一般的にMAはメールやSNS、Webサイトなど、さまざまなチャネルを活用して、効果的なマーケティング施策を展開するためのツールが揃っています。

さらにMAの導入により、従来手動で行っていた顧客管理やセグメンテーション、ターゲット選定なども自動化できます。そのため、マーケティング担当者の負荷を軽減できます。

一方で、MAを効果的に活用するためには適切な戦略やプロセスを踏む必要があります。正しい戦略やプロセスが練られていない場合、MAツールを使いこなせないためです。

また、MAツールは多くのメッセージを自動送信するため、スパムメールと誤解されることもあります。そのため、MAの導入にあたっては、スパム行為を回避するためのルールやマナーについても把握しておきましょう

MAは、顧客との関係性を深め、購入意欲を高めるための有力なツールです。単にツールを導入するだけではなく、適切な戦略やプロセスを確立し、効果的な施策を展開できるようにしましょう。

CRM(顧客関係管理)とは?

CRMツールは、顧客管理システムのことです。CRMでは、が顧客との接点を記録し、管理でき顧客の属性情報を効率的に記録できます。CRMツールを導入する目的は、顧客満足度の向上や顧客ロイヤルティーの向上にあります。

企業は、CRMツールを使用することで、顧客との関係をより深められ、その結果として、顧客からの信頼を得ることができます。

さらに、CRMツールは、施策の立案やマーケティング活動の改善などにも活用できます

たとえば、顧客がよく購入する商品をCRMうえで把握しておけば、その商品に関連するキャンペーンを展開できるでしょう。従来は、自社の決算タイミングなど、企業の都合で打ち出していた広告が顧客の求めるタイミングで打てるようになることもメリットです。

このように、CRMツールは、企業にとって非常に重要なツールのひとつであり、顧客との良好な関係を築くために欠かせない存在となっています。

マーケティングオートメーションとCRMの役割の違い

マーケティングオートメーション(MA)とCRMは、どちらも顧客情報を活用したマーケティング手法ですが、それぞれで特徴や目的が異なります。

MAは、顧客情報を活用して自動的にマーケティング活動を行うためのシステムです。たとえば、メールマガジンやウェブサイト上のコンテンツなど、さまざまなコンテンツを自動配信できます。

また、MAでは顧客の行動履歴や属性情報を分析し、最適なタイミングで最適な情報の配信が可能です。

一方、CRMは、顧客との長期的な関係を構築するためのシステムといえます。CRMは、顧客の属性情報や購買履歴、問い合わせ履歴などを記録し、営業活動やカスタマーサポートのために使うことが一般的です。

このようにMAとCRMは異なる目的を持つため、それぞれのシステムには専用の機能が備わっています。正確な違いを理解しMAとCRMをそれぞれの目的に応じて活用することで、より効果的なマーケティング活動を実現するようにしましょう。

しかし、両者は相互に連携することで、顧客情報をより効果的に活用することができます。MAとCRMを連携させることで、MAで蓄積された顧客の興味関心度や行動履歴をCRMに反映できるためです

また、CRMで蓄積された顧客情報をMAで活用することで、よりターゲティングされたマーケティング活動を行えます。

まとめ

今回は、マーケティングオートメーション(MA)とCRMの違いについて解説しました。MAとCRMには異なる特性があり、それぞれの特性に合わせた使い方をすることで効果的なマーケティング活動を行えます。適切にツールを導入し運用するために、まずは自社のビジネスに合ったツールを選定しましょう。なお、MAとCRMは両者を別個で運用するより、連携させることでより大きな効果を得られるツールです。それぞれに蓄積されたデータをうまく連携させ、最大限のメリットを得られるようにしましょう。

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